ブログの文章というのは、書きっぱなしでそのままホームページに登録しています。これでもホームページ管理人は忙しいのです。文章を推敲している時間はありませんし、仕事の関係上、毎日、結構な量の文章を書いています。
今日はたまたま、何か胸騒ぎがして電車の中で昨日書いたことを読み直してみました。すると、誤字があるではないですか、さっそく直そうと思ったのですが、よく読むと、むむむ、昨日の文章はあたかも我が奥様が絵心がないと読めるではありませんか。
これはまずいです。
怒られるかもしれません。
訂正しておかないといけないと思ったのですが、よくよく考えたら、絵心があったのか、なかったのか、何やらトールペイントなるものを始めた頃はどうだったのか、よく知りませんでした。
いまだにこのあたりは果たしてどうだったのか、よくわかりません。
ただ、言えることは、今は絵心あります。
プロとして、オリジナルのデザインをおこしているのです。
最初の頃は図案をまねして、修行しているなと思ってみていましたが、あちこちの仕事として先生をしている方からトールペイントを習うようになりました。家に帰ると、違う雰囲気の作品がポンと置いてあるという光景があたり前になりました。トールペイントって皆同じだと最初は思っていましたが、先生によって作風が違うのだというのもわかりました。
我が奥様は奈良にある女子大を卒業しています。
理学部で数学を専攻していました。
何気なく話をしていたら、実は本当は大学は美術系とかに行ってみたかったという話が出てきました。
へぇ~と思いました。
まぁ、美大とかに行くのは当時はよっぽどでなければ認める親は少なかっただろうと思います。
この後の展開というか、なぜ私がそんなことを言ったのかよく覚えていないのですが、しばらくしてから、武蔵野美術大学というのがあって、通信教育学部があるから、通ってみたらと何気なく言ってしまいました。
そう、言ってしまったのです。
一応、教育系企業に勤めているので、美大にこういうのがあって、通信教育学部でもここはしっかりしているよというのを、同じ頃に会社の中で聞いたということもあり、何気なくパンフレットを取り寄せてみたら、あら、おもしろそうという単純な流れでポンと肩を押してみました。
子育てしながら、これだったら勉強できるのではないか。
一度、基礎基本から学んでおくのは、何事もよいことだと思っていたので、トールペイントも、美術も、そもそも美も絵も何もしらないのに勧めてしまったのです。
今から考えるとものすごく無謀でした。
何も考えていませんでした。
当時、下の娘はまだ幼稚園だったと思います。
ニコニコしながら、学業を開始しました。
私もニコニコしながら見ていました。
取引先の方や仕事のお付き合いのある方から「奥さんは何をされているんですか?」と聞かれて、「女子大生してます」と答えた時の快感。
ニコニコしながら応援していました。
ところが、ところが、この美大は通信教育学部と言えども、容赦ない厳しさだったのです。厳しい実習。作品を制作して渡しても何度もやり直しはあたり前。卒業するのがとてつもなく難しい、厳しい美大だと気づいたのはしばらくたってからでした。
この事実は私にも影響が出てきました。
特に夏のスクーリング。
半端ない厳しさでした。
調布に実家があるのですが、実家にも助けを求めることになりました。
数年間の夏は家族皆で、必死でした。
なかなか卒業できないというのがよくわかりました。
今は懐かしい想い出です。
当初の予定通り、基礎基本を徹底的にたたき込まれたので、見違えるような仕事っぷりになりました。
おぉ、こんなことを書いてるとまた怒られるかもしれません。
今回はこれくらいで。
伝えたかったのは、我が奥様には絵心だけでなく、プロ、専門家としての能力を今は確かに持っている・・・ということだけだったのですが、長くなりました。失礼しました。。。。